1月26日(水)に福岡大学人文学部 准教授 伊藤 千尋先生によるセミナー「カリバ湖のカペンタ漁をめぐるポリティカル・エコロジー」を開催します。
日時:1月26日(水)18:00
場所:オンライン(Zoom)及び北海道大学大学院保健科学研究院による ハイブリット開催
参加方法:下記の連絡先よりお問い合わせください。
ZoomのURLをお送りします。
連絡先:tox〇vetmed.hokudai.ac.jp
※〇の部分を@に置き換えてさい。
興味をお持ちの方はぜひご参加ください。
概要:
ザンビアージンバブウェ国境に位置するカリバ湖は、1950年代にダム建設にともない誕生した人造湖である。カリバ湖では、カペンタ(Limnothrissa miodon)と呼ばれるニシン科の淡水魚を捕る商業漁業が行われている。
近年、ザンビアにおけるカペンタ漁については、漁船数の大幅な増加、漁獲量の減少といった問題が指摘されている。本発表では、ポリティカル・エコロジーの視点を援用し、ザンビアのカペンタ漁に関わるアクターの特徴や彼らを取り巻く社会・経済環境を明らかにし、問題が引き起される背景を考察する。
くわえて発表では、カリバ湖における持続的な資源利用を考えていくうえで、ブリコラージュ性や流動性といった個々のアクターによる生存戦略および事象をとりまく不確実性を考慮すること、またそれらをマルチスケールで分析することの重要性を提示する。
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